政策
Projects

平成29年の選挙時に
掲げた政策目標です。
その後の進捗をお伝えします。

ともにつくろう、
先端のまち「館林」

人を育て、人を活かす、まちづくり。

危機があっても、本当にこのまちで、安心して過ごせるのか?
人口減少、パンデミック、自然災害、今やこれら全てに、強靭化が必須です。
日本中の自治体で、その力量が問われ始めました。
2017年に立案致しました25の重点政策について、現在では、その継続にあたっては、コロナ渦を活かした視点での調整と練り直しが、進められています。変容していく社会を、しっかりと見据えながら、今後も、人の希望を取り戻せる戦略を模索して、全力を尽くす所存です。

目次
Index
災害時の危機対応能力の高い
まちを目指します
健康寿命を伸ばし、生涯現役の
まちを目指します
個性にあった教育と仕事が
見つかるまちを目指します
館林の観光・食・農産品の
ブランド力の向上を目指します
人口減少時代に対応した持続
可能なまちづくりを目指します
災害時の危機対応能力の
高いまちを目指します
(1)
消防署OBを公民館長に積極的に登用し、地域の防災力強化に取り組みます
平成30 年4 月から、2 名の消防署OBを公民館長に配置しました。経験を活かし「地区防災計画」の策定支援や、公民館の各学級講座に防災の講座を多く組み入れ、地域住民に防災の意識を根付かせています。
(2)
公民館単位で、「防災ゲームクロスロード」や「避難所運営ゲーム」を実施し、自主防災組織の取組を支援します
平成30 年4 月から、2 名の消防署OBを公民館長に配置しました。経験を活かし「地区防災計画」の策定支援や、公民館の各学級講座に防災の講座を多く組み入れ、地域住民に防災の意識を根付かせています。
令和2年8月 堀工区防災マップづくりワークショップ
(3)
館林市役所と館林消防署の人事交流により、消防と防災の連携を強化します
平成30年4月から、市安全安心課職員と館林消防署による人事交流を行っています。
広域防災拠点の整備について連携を図るとともに、市役所と館林消防署が二人三脚にて防災力強化を図っています。
(4)
利根川、渡良瀬川等の洪水氾濫を想定した関係機関の図上訓練を実施します
平成29年度から洪水氾濫を想定した図上訓練を実施し、平成30 年度からは、関係機関を加え、水害想定と地震想定の図上訓練を年度に1 回ずつ実施しています。令和2年度は講師を招き、ワークショップ形式で災害時の組織マネジメントを学び、災害対応力の向上を図りました。
令和2年7月 災害対応セミナー
(5)
国土強靱化館林地域計画を策定します
令和2 年3 月に「市民・事業者と共に進める館林市強靭化計画」を策定しました。また、市民・事業者が強靭化について理解が深まるよう、概要版リーフレットの毎戸配布と動画配信をおこないました。
策定記念動画「強くしなやかな館林市をつくるために(市民編)」
健康寿命を伸ばし、生涯
現役のまちを目指します
(6)
健康寿命トップクラスの市を目指し「産官学のプラットフォーム」を作ります
Residence of Hope 館林 代表・白澤卓二先生を特別アドバイザーに迎え、平成30 年2 月に、「産学官のプラットフォーム」を発足。さらに「食」「運動」「医薬」「生きがいづくり及び情報発信」の4つの専門委員会を設け、健康寿命延伸のための方策を検討しています。
令和元年10 月14 日には、東京都健康長寿医療センターの青栁幸利先生を招いて「健康ウォーキング講演会」を開催し、健康寿命延伸に向けた本市の取組として、1日8,000 歩、そのうち20 分の速歩きを毎日行う「たてばやし新8020 運動」を提唱しました。また、「たてばやし新8020 運動」の実践編として、11 月2 日に城沼一周健康ウォーキング教室を開催しました。
令和2年1月19 日には、「奇跡のリンゴ」として映画化された青森のリンゴ農家の木村秋則氏を迎え、「土、食、健康」をテーマに第2回健康寿命延伸シンポジウムを開催しました。
令和2年度の「食」に関する取組は、市民の野菜摂取量を増やすため、飲食店やスーパーなどの販売店で、野菜たっぷりメニューの提供や野菜摂取を促すための取組を行っていただける施設を登録し、情報公開を行う「たてばやしべジ活応援店登録制度」を開始し、現在20 店舗が登録されています。
また、「運動」に関する取組としては、「たてばやし新8020 運動」を推進するため、参加者に活動量計を3 か月間貸し出し、蓄積されたデータを毎月1 回読み込み、集計結果に応じて保健師、栄養士がアドバイスを行うというモデル事業を開始し、現在、25 名が健康づくりに励んでいます。
令和2年1月 第2回健康寿命延伸シンポジウム

「べジ活応援店」登録店舗のステッカー
(7)
スポーツジムと連携した「高齢者の筋力アップ」の事業に取り組みます
平成28 年度から
①男のマシントレーニング教室(市内スポーツクラブ3会場)
②有酸素運動入門教室(市内健康体操塾1 会場)
を実施し、今年度も開催しています。
男のマシントレーニング教室
(8)
群馬県指定「認知症疾患医療センター」を館林市の民間病院に設置します
平成30 年10 月1日から、「つつじメンタルホスピタル」(小桑原町)が認知症疾患医療センターとして指定されました。当センターは、認知症疾患に関する専門的な医療の提供のほか、地域の関係機関との連携、地域に向けた研修会の開催等の役割を担っています。
今後も認知症に関する正しい理解を深めるため、情報発信を行っていきます。
つつじメンタルホスピタル(小桑原町)
(9)
子供から高齢者まで生涯スポーツに取り組める環境整備を推進します
市内のスポーツ施設の多くは、昭和40~50 年代に建設されたものであり、経年劣化が著しい状況にあります。今後は、各施設の老朽度を検証しながら、改修に向けた整備計画を策定していく予定です。現在、施設の現状と課題を抽出し、その整備費の調査を進めています。
(10)
定年後に農業に携わりやすい環境づくりを進めます
農業に関する知識や栽培に必要な基礎知識が学べる「ぐんま農業実践学校」の講座・研修情報を、定年後に農業に携わりたい方へ周知するとともに、研修経費の支援として「農業担い手育成支援金」により補助を行います。また、邑楽館林農業協同組合など関係機関と連携し、農業に関心のある若年層から定年層まで就農相談や農業体験を行い、農業に携わりやすい環境づくりを推進していきます。
個性にあった教育と仕事が見つかるまちを目指します
(11)
東京大学異才発掘プロジェクト〔ROCKET〕との連携事業を
向井千秋記念子ども科学館で開催します
東京大学と向井千秋記念子ども科学館が連携したROCKET 事業は3 年目を迎えました。
様々な体験活動を通した学びの結果、参加した子どもたちに登校意欲が高まったり、積極的に人と関わろうとしたりするなどの効果が表れてきました。
今年度も「里沼」をテーマにしたBalloon プログラム・Submarine プログラムのほか、トップランナートーク、ICT 等を活用した学習支援、ROCKET Lab を計画しています。8 月には、新型コロナウイルス感染症予防のため、オンラインとオフラインを活かしたプログラムを実施しました。
今後も「個性は可能性」の考えのもと、東京大学と検討を重ねるとともに、館林市独自の事業実施のため教育委員会内各課や学校とも連携強化を図りながら、新しい学びの場の提供と個性にあった支援を行っていきます。
ROCKET オフライン・ラーニング
オフラインでは温度計を自作しながら、オンラインでは全国の子どもたちと成果の発表をしあい、温度について楽しく学んだ。
(12)
就労機関と連携し、障がい者・発達障がい者の個性にあった職場環境作りを働きかけます
障がい者雇用を促進するため、市内企業等を対象とした事業を展開しています。障がい者に対する理解を深める研修会をはじめ、館林高等特別支援学校が行う企業採用担当者向けの学校見学会、障がい者雇用先進企業の視察、館林高等特別支援学校の保護者と市内企業による意見交換会(座談会)を実施し、障がい者が働きやすく定着できる職場の環境作りについて、企業に働きかけを行っています。
(13)
個性豊かなコミュニティ・スクールのモデル校の導入を検討します
コミュニティ・スクールとは、学校と保護者や地域の皆さんがともに知恵を出し合い、学校運営に意見を反映させることで、「地域とともにある学校づくり」を進めるものです。
平成30 年4月から第四小学校を、また、平成31年4月から第十小学校を、さらに令和2年4月から第九小学校をモデル校としてコミュニティ・スクールに指定し、学校運営協議会による運営がスタートしています。
それぞれの学校において、課題の解決に向けた活発な協議が行われ、地域の教育資源を活用した効果的な教育活動が展開されています。
令和2年7月 第九小学校 学校運営協議会
(14)
貧困家庭などを対象にした補習教室の充実を行います
「子どもの学習支援」(小中学生)として、シルバー人材センターで実施している『おさらい教室』への月謝代等を補助しています。現在、小学生(国語・算数)が23 世帯25 人、中学生(英語)7世帯7人が利用しています。
館林の観光・食・農産品
のブランド力の向上を
目指します
(15)
館林のブランド力向上のための有志によるタスクフォースをつくります
様々な分野のテーマ別「タスクフォース」が進行しており、「日本遺産」認定を契機として、歴史文化の保存・活用、観光・産業振興、まちづくり及び人材育成を行う事業に着手し、地域の活性化につなげていきます。
令和元年8 月には、邑楽館林産100%小麦を日清製粉(株)の協力で製粉した館林市のブランド小麦粉「百年小麦」を核として、うどん、菓子、ラーメンの民間団体が連携した「百年小麦」ブランド化委員会が組織化されました。12 月には「百年小麦」を使用した新商品のお披露目会を開催しました。令和2年度も引き続き「百年小麦」ブランド化委員会により、食のブランドの地域内外の認知度を高めることを目標に活動をしています。
また、農商工連携事業としてフードシェッドプロジェクトを開催し、市内の農業・商業・工業・観光業の事業者が連携することで、地場の生産されたものを地域で消費する地産地消の推進、地場産品を使った加工品等のPR による販路の拡大及び対外的に情報を発信することで、たてばやしブランド力の向上を目指しています。なお、「館林つつじサポーターズ倶樂部」についても、品種看板の計画的な作成、貴重種の植栽を行い、保護育成及びPRに努めています。
令和元年12 月 百年小麦お披露目会
(16)
「沼を見てホッとするまち、館林」をPRします
日本遺産に認定された「里沼(茂林寺沼・多々良沼・城沼)」をヌマベーションして、人や組織の新しいネットワークを構築し、体験型の観光など、さまざまな事業展開を試みます。今年はコロナ禍であらゆるイベントが中止したなか、7月10日から8月15日まで城沼の花ハス遊覧船を運航し、本市ならではの“里沼”の夏景色を多くの皆様に楽しんでもらいました。
10月1日からは館林Webフォトコンテストを開催し、市内で撮影した魅力的な写真を募集して、ホームページとインスタグラムにて拡散していきます。
2020年Webフォトコンテストポスター
(2019年SNS部門最優秀賞作品を活用)


城沼の花ハス
(17)
うどんに加え、「らーめんのまち館林」を売り出します
市内のラーメン店主ら民間の有志によるタスクフォースチームにより、「たてばやしでおいしいラーメンを食べること」=「たてラ」の普及活動が進められています。
平成30年度は8月24日、10月19日、3月15日の3回、ラーメンファンを集めた「みんなの たてラ ミーティング」が開催され、ファンのアイデアを活かし、「たてラ」の楽しみ方を提案する「館林のらーめんガイドブック」が完成しました。また、ガイドブック掲載店が作成したオリジナルのぼり旗が掲揚され、らーめんのまち館林の情報発信が本格化しました。
令和元年度は、7月5日に「みんなのたてラ ミーティング」を開催し、10月29日にはラーメン店主有志の会「たてラ倶楽部」が設立しました。令和元年度は、7月5日に「みんなのたてラ ミーティング」を開催し、10月29日にはラーメン店主有志の会「たてラ倶楽部」が設立しました。令和2年度は、たてラ倶楽部15店舗を巡るスタンプラリーを4月1日から8月31日まで開催しました。約2,700人がスタンプラリーに参加し、うち51人が15店舗全制覇しました。また、市外からの参加者も多くみられ、交流人口の拡大に繋がっています。
また、「百年小麦」ブランド化委員会のラーメン部会として、うどん部会と連携しながらたてばやしの食のブランディングを推進しています。
令和元年10月 たてラ倶楽部設立総会

令和元年7月 たてラファンミーティング
(18)
路地文化を大切にし、若者が集う路地ストリートづくりを研究します
平成30年2月に、リノベーションの専門家・青木純氏を講師に迎え「リノベーションまちづくり講演会」を開催し、市長と青木氏とのトークセッションを行いました。同年9月26日、10月10日に、第2弾・第3弾の講演会を開催。11月30日~12月2日に青木氏を中心とした「リノベーションスクール」を開校しました。
令和元年は、7月9日、8月20日に事前講演会を開催し、10月4日~6日に、昨年に引き続き青木氏を中心とした第2回目のリノベーションスクールを開校しました。スクール終了後は、受講生たちが対象となった物件を試験的にオープンしたり、収益事業を実施したり、事業化を進めています。
令和元年には、第1回リノベーションスクールの受講生による成果が表れ、11月には、館林市初の家守舎「三手家守舎」が誕生しました。また「SORANOMONシアター実行委員会」により、4月に長屋門で関係者向けの屋外上映会を開催し、12月には、つつじが岡公園内で有料の屋外上映会を開催しました。
令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響で、事業化やイベント開催などが困難な状況になっていますが、10月に「SORANOMONシアター実行委員会」による長屋門での第2回目の有料上映会を予定しています。
「百年小麦」ブランド化委員会のラーメン部会として、うどん部会と連携しながらたてばやしの食のブランディングを推進しています。
令和元年度 リノベーションスクール集合写真

平成31 年4 月 SORANOMONシアター
(19)
徳川綱吉公にちなんだ文化度の高いまちづくりを目指します
平成29年12月に、「人と犬が共生するまちづくりシンポジウム」を開催し、「館林市災害時における愛護動物の救護活動及び人と動物が共生するまちづくり事業に関する協定」を締結しました。平成30年6月には「セラピードッグ講演会」、同年9月から、飼い主のための「ドッグトレーニング教室」を年間2期(9~10月期、1~2月期 各5回)開催するなど、動物との共生による文化度の高いまちづくりを進めています。令和2年度は11月にドッグトレーニング教室を開催予定です。
平成30年12月2日には、徳川宗家次期当主・徳川家広氏らをお迎えして「徳川綱吉公シンポジウム」を開催し、市民参加による綱吉公の業績を紹介した劇の上演や、「徳川綱吉公から引き継ぐまちづくり」をテーマにパネルディスカッションを行いました。また、市内の綱吉公ゆかりの文化財を紹介した「徳川綱吉公ゆかりまちあるきマップ」を作成し、現在、市役所、資料館、観光案内所等で配布しています。
現在、つつじが岡公園内のカフェでは、ホットドックの人気メニュー「綱吉ドック」を販売しており、徳川綱吉公のまちとしてのPRを進めています。
平成30年12月 徳川綱吉公シンポジウム

ドッグトレーニング教室修了式
人口減少時代に対応した
持続可能なまちづくりを
目指します
(20)
若者たちの結婚を支援します
婚活事業を行う団体に対し、事業費の一部を補助する「婚活支援事業補助金」制度があり、令和元年度は婚活応援セミナー(社会福祉協議会)、婚活バスツアー(農業青年会議)に支援を行いました。今年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、婚活イベントを行うことが難しい状況にありますが、引き続き支援を実施していきます。また、結婚を希望する男女を対象に、登録制の婚活応援事業を実施しています。
(21)
子育てする家庭を応援します
令和2年2月に、子育て中の保護者に直接関わりを持っている職員等を対象に「ぐんま親の学びプログラム」を活用したファシリテーター養成講座を開講しました。参加者からは「今後の事業の中で、積極的に活用していきたい」「新しい気づきがあり、保護者の相談や子どもへの声かけなど学ぶことができた」と意見が聞かれました。令和2年度は、11月中に二日間の日程で開講を予定しています。
ファシリテーター養成講座
(22)
板倉町との合併を推進し、群馬の先端都市を形成します
平成28年7月から2年7か月にわたり、計15回の合併協議会が開催され、52に及ぶ合併協定項目のうち29項目が議決されましたが、両市町におけるまちづくりに対する考え方に相違があり、平成31年1月に開催された第15回合併協議会において「概ね3年程度、合併協議を休止する」ことが議決されました。合併協議会が休止している間も、板倉町と合併に関する情報交換を必要に応じて行っていきます。
(23)
中小企業の振興と企業誘致を行い、働く場の確保に努めます
中小企業が抱える課題解決に向けた相談等に乗るために、随時専門家を派遣・指導を行い、また館林市をイメージさせる「館林ブランド」の商品化に対する支援等を手厚くするなど、中小企業の振興に向けた取り組みを実施しています。
今年度に関しては、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者の方に対し、早期に相談窓口を開設したのを始め、制度融資の拡充、市独自の給付金や補助金による支援を継続的に実施しています。また、企業誘致に関しては、新たな誘致をするための用地確保に向けた計画の策定、各種協議を進めているところです。
令和元年9月 ビジネスマッチングフェア
(24)
トップ自ら、現場主義を徹底し、行財政改革に努めます
現在も、フィールドワークや施設等の現場を訪問するなど、自分の目と耳で課題を確認していますが、今後も徹底した「現場主義」をより積極的に推進していきます。また、今年度からは、令和6年度までの5年間を計画期間とする「第七次行政改革大綱」の推進が始まっており、この中で財政と公共サービスの2つを大きな柱として、現時点で22の推進計画が掲げられています。この「第七次行政改革大綱」を中心に、引き続き行財政改革に取り組んでいきます。
(25)
職員提案制度を採り入れ、行政サービスの向上を図ります
昨年度は3件の職員提案がありましたが、いずれも実現されておらず、職員提案制度の活性化が大きな課題となっています。そこで、令和2年度は職員提案と業務改善の考えを融合させ、更に提出方法から審査方法まで見直しを図るなど、全面的な制度改正を進めています。この改正により制度を活性化させ、行政サービスのより一層の向上を図ります。
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