2月13日の地震を振り返って①
16日の昨日、東京電力太田支社幹部の皆様と市役所で懇談致しました。
複数あったテーマの内、ここでは先週13日(土)深夜の停電の原因と対策について書き記させていただきたいと思います。
原因は、予測通り「ブラックアウト」の防止。
「ブラックアウト」とは、ある程度大きな地震等で火力発電が一時停止する際、電力の需要が供給を上回る事態に陥り、全ての電力がダウンしてしまうことを言います。
実際、福島県内の広尾や勿来といった地域の火力発電所等が一時停止したようです。
地震の当日、群馬県内で停電が起こったのは、館林市と大泉町を除く邑楽郡だけ。
館林市内では、約19000世帯。市内の世帯の半数以上です。これらの地域が、東京電力管内全体のブラックアウト防止のために、部分的に停電優先地域として機能していました。
そこで、皆さんも次のような疑問が湧き上がってくるのではないでしょうか。
「もし次回、同様の事態が起こった場合、同じようなエリアが停電になるのか…?」
お聞きしたところ、答えは「NO」。
「システム上で、電力供給の優先順位の入れ替えを本日行いました。館林市の順位は上がったことになります。」との回答でした。
ブラックアウト予防のための停電エリアは、システム上で事前に順位を設定される。次回停電の必要がある際、館林はより安全になったということになります。
しかしながら、それは則ち他の地域が代わりに停電になりやすくなったということですし、またこの役回りはいずれ再び館林にも回ってくるもの。
人によって停電の影響は異なりますが、できる限り、細心の注意を払って備えをしていたいものですね。